今だからこそ思えるもの

今だからこそ思えるもの

  • 私の家庭教師と言うのはかなり独特であった。

    私の母と恋愛話をしたり、家庭教師としての勉強を教える時間が過ぎたら、
    夕飯は我が家で食べ、夏は入浴もし、
    酷いときには、家庭教師の日でもないのに
    突然我が家に来て母に恋愛のことで泣きついたりしていた。

    私はこの家庭教師の事は好きだったし、
    なぜかこんな家庭教師は私を勉強させる意欲をかきたてた。

    しかし、こんな家庭教師を一度だけ変わって欲しいと思ったことがある。
    きちんとした家庭教師がいたらいいのに。と思ったのだ。

    それは私が勉強に楽しみを見つけ、
    志望高校を決めるためには大切と言われた
    中学3年の2学期の期末テスト勉強の時だ。

    私の家庭教師が彼氏と大きなケンカをしたとかで、
    私の家庭教師なんて務められずに
    泣いて母とずっと話していたのだ。

    私にしてみたらどうでもいいとすら思えたのだが、
    当時大学生の家庭教師からみたら一大事であり、
    逆に私の勉強なんて後回しにされていた。

    家庭教師がこんな状態だからなのか、
    自分が勉強をせざる得ない状態だったので、
    いつもよりも真剣に勉強が出来たのか、
    テストの結果は良かったから良かったものの、
    テスト前日の夜は、別の家庭教師が居たらよかったのに。と、
    何度も思ったものだった。

    大学生での家庭教師の仕事というのも、
    それはそれで大変だと、今だからこそ思えるものである。
  • copyright 2012経験者に聞く成績をあげる方法 All Rights Reserved.